わかるから楽しいのであって、わからないとこれ以上つまらないものはない。
それが百人一首です……。
ただ、百首も覚えるのはだいぶ難儀ですよね。
そんなとき、役立つのが「まんが」で百人一首を解説してくれる、解説書。
1冊自宅に持っておくと、非常に便利かと思います。
私も、学生の頃は百人一首はとっても得意で、まあ一応、学校代表で大会に出たほどでしたが、それも最初の導入となったのはこの本でした。
▼これね
わー、懐かしい。学研の百人一首!
懐かしいといっても、まだ大切にこの本はとってあって、時折娘が見たりもしています。
ただ最近は、近代的なイケメンのやつ(笑)がちゃんと出ていまして、私のもっぱらのおすすめは▼こちらです!
女子におすすめ『まんが百人一首』
ね、キレイでしょ(笑)
もちろん男子にはなかなか受け入れがたいものがあると思うのですが、なにしろ女子が百人一首のいくつか札を取れないようでは、クラスの中の存在感にも関わります。
まずは絵に興味を持って、物語を読むことも大切かと思いますし、何よりも百人一首の世界観をある程度理解しておくことは、古典の教科書の世界観を理解することにつながります。
ですので、大人的に「ちょっとこんなプリキュアみたいな姫ないでしょ」と思いつつも、女子にはこのあたりが良いかと思いますね。
勝手にCDを流しておけば覚えてしまう、掛け流しもおすすめです。
男子にはこちらのほうが良いかな『ドラえもんのまんが百人一首』
もちろん、さきほどのキラキラした絵でも良いのですが、それを繰り返し堂々と読める男子はあまりいないと思います。
男子には、親しみやすいドラえもんの絵柄で出ている、まんがの解説書をおすすめ!
男女ともに読めるのはこちら
また、こちらの大辞典なら、表紙が先ほどの女子向けのものほど、キラキラしていないので、男女ともに読みやすいかもしれませんね。
百人一首は1年生頃から知ってみて損なし
学校でやるか、やらないかに関わらず、小学校1年生の頃にはもう百人一首の世界に親しんでみることをおすすめします。
ちなみに、我が家では娘は4歳と6歳ですが、2~3年前からお正月を中心に、百人一首の札を預けています(^_^)
お陰で何枚か既に無くされてますが、まあそれは二人がもう少し大きくなったらちゃんとしたのを買いますからいいです。
ちゃんとしたの▼
早いうちから親しむと何が良いかというと、
- 無意識に古語の言い回しが耳に残り慣れる
- 服装や、歌で愛を語り合うという世界観の存在を自然と受け入れる
こんな感じでしょうか。
そんなこと……と思いがちですが、いきなり小学校高学年、あるいは中学生になってから、「○○なりつる」とか「○○しき○○なけれ」とか、「こひすてふ」といった古典仮名遣いが出てくると、それはもう「覚えなくてはいけない勉強」そのものになってしまいます。
その点、幼少期というのは大人よりもはるかに優れていて、目の前にあるものを「そういうもの」として受け入れる力がものすごい!
すると、中学生、高校生になって、難しい古典の教科書を手にしたときに、それらと、「新しくて難しい勉強」ではなく、「既に知っている世界の、楽しい物語」として出会うことができるのです。
でも、高学年になったり、中学生高校生になってからでも、決して遅くはありませんよ。
大きい子たちが格段に優れているのは、その対象(この場合百人一首)に対する意欲です。
たとえばテストがあるとか、覚えて学校で友達や好きな子に、いいところを見せたい、なんていう動機があり、そこに楽しい教材さえあれば、一所懸命に取り組んでくれます。
そして、百人一首の世界は愛や恋に充ち満ちていて、とてもエキサイティング!
大人だって楽しめるかもしれませんね。
まだまだ松の内、是非、百人一首を楽しんでみてはいかがでしょうか♪